FTPサーバーにクライアントとしてアクセスするためのクラスです.
Object
connect(host[, port])
hostで指定されたホストに接続します.
sendcmd(cmd)
cmdで指定されたコマンドをサーバーに送り, サーバーからの応答を返します.
応答コードが4xxの場合は例外FTPTermErrorが,5xxの場合は例外FTPPermErrorが 発生します.応答コードの最初の数字が1から5のどれでもない場合は 例外FTPProtoErrorが発生します.
voidcmd(cmd)
sendcmd
と同様にサーバーにコマンドを送りますが,nil
を返す点と,
応答コードが2xx以外の場合,例外FTPReplyErrorが発生する点が異なります.
login([user, passwd,
acct])
ログイン処理を行ないます.
userが省略された場合,anonymous
でログインします.
retrbinary(cmd, blocksize,
callback)
retrbinary(cmd,
blocksize) {...}
サーバーにcmdで指定されたコマンドを送り,バイナリデータを
取り寄せます.blocksizeで指定されたバイト単位でデータを
読み込み,callbackで指定されたProc
オブジェクトまたは
ブロックに読み込んだデータを渡します.
retrlines(cmd[,
callback]) [{...}]
サーバーにcmdで指定されたコマンドを送り,テキストデータを 取り寄せます.一行ずつテキストを読み込み,callbackで指定された Procオブジェクトまたはブロックに読み込んだ行を渡します.
callbackもブロックも省略された場合は読み込んだ行を printします.
storbinary(cmd, file
blocksize[, callback]) [{...}]
サーバーにcmdで指定されたコマンドを送り,バイナリデータを 送ります.blocksizeで指定されたバイト単位で fileからデータを読み込み,サーバーに送ります.
callbackやブロックが指定された場合はデータが 送信されるごとにそれを呼び出します.
storlines(cmd, file[,
callback]) [{...}]
サーバーにcmdで指定されたコマンドを送り,テキストデータを 送ります.一行ずつでfileからテキストを読み込み, サーバーに送ります.
callbackやブロックが指定された場合はデータが 送信されるごとにそれを呼び出します.
getbinaryfile(remotefile, localfile,
blocksize[, callback]) [{...}]
サーバー上のバイナリファイルをget
します.
callbackやブロックが指定された場合は データが送信されるごとにそれを呼び出します.
gettextfile(remotefile, localfile[,
callback]) [{...}]
サーバー上のテキストファイルをget
します.
callbackやブロックが指定された場合は データが送信されるごとにそれを呼び出します.
putbinaryfile(localfile, remotefile,
blocksize[, callback]) [{...}]
サーバーにバイナリファイルをputします.
callbackやブロックが指定された場合は データが送信されるごとにそれを呼び出します.
puttextfile(localfile, remotefile[,
callback]) [{...}]
サーバーにテキストファイルをput
します.
callbackやブロックが指定された場合は データが送信されるごとにそれを呼び出します.
acct(account)
サーバーにアカウント情報を送ります.
nlst([dir])
dirで指定したディレクトリのファイルの配列を返します. dirを省略した場合カレントディレクトリが指定されます.
list(arg...) [{...}]
ls(arg...) [{...}]
dir(arg...) [{...}]
LIST
コマンドを送信し,結果を返します.
ブロックとともに呼び出された場合は各行に対してブロックを 実行します.
rename(oldname, newname)
ファイルをリネームします.
delete(filename)
ファイルを削除します.
chdir(path)
カレントディレクトリをpathに変更します.
size(filename)
ファイルのサイズを返します.
mtime(filename[,local])
filenameの更新時刻をTimeオブジェクトで返します. localは,更新時刻をローカル時刻とみなすかどうかの フラグです.(省略したときのデフォルト値はfalseです).
mkdir(dirname)
ディレクトリを作成します.
rmdir(dirname)
ディレクトリを削除します.
pwd
getdir
カレントディレクトリを返します.
system
サーバーのOSのタイプを返します.
abort
データの転送を中止します.
status
現在の状態を返します.
mdtm(filename)
MDTM
コマンドを送信し,結果を返します.
help
help情報を返します.
quit
ログアウトします.
close
接続を切ります.
closed?
接続が切れている時に真を返します.